1846年にその歴史の幕を開けた浦江飯店。極東でもっとも古い西洋建築ホテルとして知られています。
 建築はヴィクトリア期のバロック様式。重厚かつ格調高い外観は、いつの時代も観る者を惹きつけてやみません。
 時代の移り変わりの中で名称や所有者を変えながら、今もなお当時の面影を色濃くたたえて黄浦江のほとりに静かに佇んでいます。
 
 
 ホテル全体が壮大なアンティークとでもいえそうな浦江飯店。上海きっての高級ホテルであった時代、文化大革命でその輝きを奪われた時代、ユースホステルとしてバックパッカーに愛された時代…時々にその姿を変え、2002年の大改装を経て今に蘇りました。
 改築や増築によって建築様式がことなり、迷路のようにも思える廊下も場所によってそれぞれ違った趣きを見せます。また、天井や柱の意匠も細やかで観てまわって飽きません。ネオルネッサンス様式のステンドグラスなど歴史的価値の高いものにはプレートつきで説明がなされています。歩くと軋む接ぎのある床板も時の流れを感じて味わい深いものがあります。館内を探検してみるのもオールドホテルを愉しむのにはおすすめです。
 また過去に多くの著名人が宿泊したこともこのホテルの誇りのひとつ。物理学者のアインシュタイン、喜劇王チャップリンなどが宿泊した部屋は「名人房(Celebrity Room)」として一般に宿泊することができます。部屋の家具の一部は彼らが使っていたもののまま。80年以上使用されている家具も少なくありません。
 
 
 
 吹き抜けの天井から明るい光がこぼれる中ホールは、その長い歴史を伝える展示スペースとなっています。数々の“中国初”という記録を持つホテルの貴重な品々と資料をここで観ることができます。中国で初めて電話や電灯、エレベータが設置されたりと、当時は時代の先端であり、上海近代化の中心であったことがうかがえる品々です。
 
 1922年に建築された孔雀廳は当時極東一と謳われた大ホール。かつてこの優雅なバロック式のホールには華やかに着飾った紳士淑女がパーティに集い、上海の交場として栄華を極めた時代もありました。チェコ製シャンデリア、希少価値の高い漢白玉でできた支柱、半透明で日中柔らかい日差しが差し込む美しい天井など当時のままの見事な意匠は必見の価値ありです。
 
1842年の上海港開港以後、外灘は列強諸国の疎開地として、そして政治・経済・金融・文化の中心地として栄えてきました。そのころ浦江飯店の前身であるRichard’s Hotelも創業。外灘が外国から訪れる人々にとって上海の玄関口であったそのころから現在に至るまで多くの外国のお客様に利用されています。
「ホテルスタッフは英語が堪能ですから、どのようなご要望でも気軽に相談してください」とフロントの厳さん。
いつも暖かくゲストを迎えてくれるスタッフがいてくれることがホテルステイをより充実したものにする重要なファクター。
浦江飯店なら気取らない雰囲気でありながら重厚感を感じるステイが実現します。
 
 
 
ホテルと共に歴史を重ねてきたレストラン。1階は伝統的上海料理、2階ではノスタルジックな“洋食”に出会えます。調度品の中には創業当時から受け継がれるものもあり、豪奢な雰囲気と共にお料理も堪能いただけます。
住所 上海市黄江路1号
TEL 
021-6309-1846
営業時間
11:00~14:00
17:00~22:00
 
中国四大料理のひとつに上げられる淮揚料理を中心に各種中華料理を楽しめるレストラン。収容人数は300名以上、各種会食にも対応。
 
2F
営業時間

07:00~21:00
20:30 (L.O.)
 
 
思わず1930年代に迷い込んだような錯覚に陥る、クラシカルなムードに満ちたWaitan Bridge Bar。静かでリラックスした大人の時間をどうぞ。
 
1F
営業時間

07:00~深夜02:00
 
1階のロビー脇にあるカフェバー。世界中から訪れる人々の往来を眺めながら朝食をとったり休憩したり、夜なら旅の思い出にグラスを傾けるのもホテル滞在の楽しみのひとつ。
1F
営業時間

07:00~深夜02:00
 
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