中国式マナー
中国式宴会の基礎知識
中国滞在が長くなると、ビジネスでの接待やプライベートでのパーティと様々な場面で、中国人と宴会や接待をする機会が出てくると思います。漠然と日本感覚では通用しないであろうと思っていても、では実際どんなことに気をつけて、どう盛り上げれば良いのかと困ってしまうことが多いのではないのでしょうか。ここでは、「中国式宴会」に関する基本的な事柄を紹介しますので、是非、参考にして下さい。

(1)座席
 メインゲストを上座に座らせ、メインホストはメインゲストと向き合うように座ります。その他の人は、ゲストとホストを交互に、または男女交互に座ると良いでしょう。

(2)宴会の流れ
 1.ホスト役が歓迎の言葉を述べます。
 2.一同で乾杯。(宴会の開始)
 3.ゲストの代表者が、招待のお礼の挨  拶と乾杯を行います。

(3)食事
 ホストが「どうぞ」と言うまで箸はつけないこと。ホスト側は、取り箸で料理をゲストに取ってあげるなどして、料理を勧めます。
 箸を置く際は、常に縦に置くのが原則。

(4)お酒の飲み方 一般的には、大き目のグラスと小さ目のグラスの2種類が、テーブルに用意されます。大き目のグラスは飲み物用(ビール、ジュース、水等)、小さ目のグラスは白酒用です。中国では「乾杯」は「杯を干す」ということで、基本的に全部飲み干すのが礼儀とされていますが、本当に飲めない場合は、そのことを明確に宣言すれば無理に勧められることはないでしょう。また、ただ「乾杯」と言うのではなく、「日中友好のために乾杯」というような表現をすると、さらに場が盛り上がります。

(5)その他、気をつけた方が良いこと
 1.中国の宴席では、酔って醜態を見せる事はタブー。
 2.通訳がいる場合、その方の食事の間合いを考慮して話すこと。
 3.タバコを吸う際には、まず相手に勧めること。
 4.遅刻、途中退出は勿論するべきではないが、やむをえない場合は、遅刻は主菜がでるまで、退出は主菜を味わってからにすること。
冠婚葬祭の基礎知識

(1)結婚式
 中国の法律で決められた結婚可能年齢は、男性22歳、女性20歳。以前は職場の推薦状や健康診断など、面倒な手続きが多かった中国の結婚制度ですが、2003年10月1日に条例が改正され、戸籍、身分証、親等に関する声明書を県や市の政府に持っていくだけで結婚手続きができるようになりました。
 また、最近では都市部を中心に結婚式の様式が変わってきました。親族や友人がホテルやレストランで食卓を囲むのが基本で、スピーチ、乾杯、カラオケなどは日本と同じ、違うのは儀式らしいものがほとんどないことでしょう。服装はあまり気にせず、男性も礼服などで出席する人はほとんどいません。
 日本人が出席する場合、どのくらいのご祝儀を包むかが気になるところですが、相場は決まっておらず、むしろ新郎新婦と親しかったり、年長者や上司だったりすると多く包みます。気を付けておきたいのは、必ず偶数の金額(600、800、1000元など)にするということ。8はめでたい数とされるので、380、680、880元なども良いとされています(逆にお葬式の香典は奇数に)。祝儀袋は「紅包」と呼ばれる赤い封筒で、日本と違い、入り口近くでお祝いを述べた後、新郎に直接手渡しする方法が一般的です。

(2)お葬式
 上海の埋葬方法は火葬で、市内に火葬場があります。お葬式はそれぞれの地域ごとにある殯儀館で追悼儀式が行われます。お葬式に参列する場合は、必ず黒い服を着るしきたりはないので、簡素なものであれば、あまり気にしなくてよいでしょう。香典は奇数の金額(101元が一般的)を白い紙に包んで持参します。
 またお墓参りは、毎年清明節のときに、家族・親戚一同でお墓に行くのが一般的です。お墓の掃除をし、ろうそくと故人が好きだった食べ物、お酒、タバコなどを供えます。

(3)電報の打ち方
 中国国内で電報を打ちたい時は、上海電報局(電話:6321-1443)に電話します。
 また日本への電報の場合は、KDDI(http://www.dempoppo.com)が基本
料金5000円+台紙代(無料〜1120円)で、お祝い、お悔やみ、一般の電報を海外から日本に、日本から海外に打てるサービスを行っています。次の日には届きますが、結婚式など日時指定をしたいときは、届けたい日に合わせてくれます。

中国での贈り物基礎知識
中国でも贈り物をする習慣があるようですが、やはり日本とは、贈る物、タブーとされる物、贈り方等が異なります。更に、日本では贈り物といえば「お世話になったあの方に贈る」のが一般的ですが、どうやら中国では「お世話になるあの方に贈る」ことの方が多いようです。また、中国人は贈る側の熱意を、贈り物の値段に換算した価値で計る傾向があるようで、従って、高価であればあるほど良いという事になります。
 では実際に中国人は、どんな時に、どんな物を、どんな形で贈っているのでしょうか。いくつかの一般例を挙げますので、是非、参考にして下さい。

(1)圧歳銭(お年玉)
 「圧歳銭」とは、日本語の「お年玉」に当たる言葉で、圧は「押える」歳は「年」の意味を表わします。つまり、子どもに対して、新年を無事に育つように願うためのお金と言えます。中国のお年玉の金額は、特に決まりはないですが、最近では、一人っ子であることや、各世帯の経済状況が良くなったこと等の理由から、毎年、金額が上がっているようです。

(2)紅包の用途
 先ほど、「2.冠婚葬祭の基礎知識」の部分でも紹介しましたが、中国には「紅包」という祝儀袋があります。この祝儀袋には、日本と同じように様々な種類があります。どの袋を使用してよいか迷ったら、「福(幸福になるようにという意味がある)」と書いてあるものを使うのが無難です。日本の場合、お返しをするのが一般的ですが、中国の場合は、贈り物をしてくれた相手が結婚をする時や、何かおめでたい事があった時に贈り物をし、これをお返しとします。

(3)出産祝い
 中国の出産祝いの場合、その子どもの両親が主体となって、親類や同僚にお祝いをするようです。男の子の場合はタバコを贈り、女の子の場合は飴を贈ります。子どもが生まれて1ヶ月が経ったときには、親類や同僚にご馳走をし、100日経ったときにも、またご馳走をします。その代わり、その席に招かれた人は、紅包にお金を包んで持っていきます。

(4)タブーとされる贈り物
 中国でタブーとされる贈り物の代表は、「時計(特に置時計、掛け時計)」です。なぜならば、中国語で時計のことを「鐘(zhong)」と表し、この発音が、終わりを表す「終(zhong)」と同じだからです。

(5)贈り物の受け取り方
 贈り物をもらった際には、相手の前では開けず、相手が帰ってから開けます。もしどうしてもその場で開けたい場合は、相手に聞いてからの方が良いでしょう。

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