帰国生受験事情
帰国生受験の傾向
昨今、英語圏以外の海外に長期滞在する家族が増えてきています。そのため、従来は英語圏の現地校出身者に対する帰国生枠が、今やアジアがメインとなりつつあり、日本人学校生でも帰国生枠で受験できる学校が増えています。更に、帰国生の語学力だけでなく、異文化体験に基づく広い視野や積極性といったような、海外生活の経験そのものを評価する学校も増えています。しかし、一部の学校を除いて、入学後は一般国内生と同じクラスで学ぶことになるので、しっかりとした学力を養っておくことが大切です。
 また、国際結婚をする人たちが増えたこと、中国駐在の機会を活かそうと考える家族が増えたこともあり、中国系現地校やインターナショナル校で学ぶ児童学生も増えてきています。このような学校の場合、基本的に、面接で語学力や人柄などをチェックして、入学を認めているようですが、高学年になるほど、授業の内容が難しくなるので、相当の語学力を要求されます。
 以上のように、現在中国(海外)で学ばれている児童学生には、様々な進路がありますが、ここでは主に「帰国後の受験」について述べます。
帰国後に備える

学校選び
 帰国後、環境や習慣が異なる海外生活が長い児童生徒に待っているのは、「日本に慣れる」というハードルです。新しい学校で、新しい仲間と有意義な学校生活を過ごすためにも、学校選びには細心の注意を払う必要があると思います。そのポイントを以下に述べますので、参考にして下さい。
(1)学校の資料を入手する。
 海外にいると、どうしても日本の情報が入りにくいのが現状ですが、インターネット等で、大まかな情報だけでも早めに入手しておいた方が良いでしょう。そして一時帰国の際に、各出版社が発行している受験雑誌や学校発行の案内書等を参考に、志望校を決めると良いでしょう。
(2)学校説明会に参加する。
 (1)で述べた発行物だけでは、やはり詳細まで分からないことがあります。ほとんどの私立校では、出願者や保護者のための入試説明会を開いており、説明会後には個別相談などがあるので、詳細情報を入手するには良い機会です。もし日程が合わなくても、学校に直接問合せをして、個別に進学相談をしても良いでしょう。
(3)学校の分析をする。
 学校情報が入手できたら、その学校の校風、教育方針、教育課程、教育環境及び教育施設等が、子どもの性格や学習適応能力に合うかどうか分析しましょう。

入試対策
 中学受験と高校受験では準備する内容が大きく違い、各学校によっても選抜方法が異なってきますが、ここでは一般的な事を述べておきます。

・中学受験
次の3つに大別できます。
(1)帰国生に対して定員枠を設け、国内一般入試と別日程・内容で行う。

国立 東京学芸大付属大泉/竹早
大阪教育大付属池田
私立 成蹊 同志社国際 等

(2)国内一般入試と同一内容だが、帰国生を別枠・別基準で選考する。

国立 なし
私立 早稲田実業
慶応義塾湘南藤沢 等

(3)国内一般入試とほぼ同じ基準で選考する。
国立 なし
私立 東邦大東邦
桐光学園 等

また、帰国生入試では、一般国内生には課さない「面接試験」を実施する学校がかなりあります。生徒本人だけでなく、保護者にも課す場合があり、合否における重要性がかなり高いです。

・高校受験
次の4つに大別できます。
(1)出身学校の特徴を考慮し、帰国生の  受け入れを主たる目的としている。

国立 東京都立国際
私立 国際基督教大学
同志社国際 等

(2)帰国生の受け入れ枠及び特別枠を  設けている。
国立 筑波大付属
東京学芸大付属 等
私立 青山学院 暁星国際 等

(3)基本的に一般国内入試と同一内容だが、帰国生の受け入れに際し、特別 な配慮がある。
国立 なし
私立 千葉国際 日大鶴が丘 等

(4)一般国内生と同等の学力を要求する。
国立 なし
私立 開成 慶応義塾 等

中学受験と違い、中学3年生のほぼ全員が臨む受験のため、受け入れ校の数も多く、選抜方法も多彩です。高校受験の場合、面接がない分、作文を課す学校もあるようです。
大学受験
次の3つに大別できます。
(1)現地成績重視型:
 TOEFLやSAT等の海外成績を重視する方法です。2次選考は面接(一部小論文)が多いですが、書類選考のみのところもあります。
(2)入試成績重視型:
 自分の大学での入試を重視する方法です。
(3)現地・入試折衷型:
 海外成績を基に書類選考をし、更に自分の大学での入試を課す方法です。
※上海には日系の高校がないので、現地校出身者として受験に臨むことになります。
出願の準備
出願資格
 各学校によって異なりますが、「海外での在籍年数」「帰国後の制限年数」「出身学校」「受験資格の認定」などの項目があります。各学校が配布する募集要項や願書に詳細が書かれているので、調べておく必要があります。
出願書類
 入学願書の他、帰国に関する申立書、成績証明書、海外在留証明書、健康診断書などの書類が必要となってきますので、早めに準備しましょう。
試験直前の心構え
 慣れない環境での受験ですから、ストレスやプレッシャーが、かなり出てくると思います。事前に試験会場までの行き方を調べて、(同じ時間帯に)実際に行ってみたり、試験会場を下見したりして、少しでも環境に慣れるようにしておいた方が良いかもしれません。また、気候の変化等で体調を崩しやすいと思うので、体調管理にも十分気をつけたいものです。

上海の概要、ビジネス環境
・上海の概要、ビジネス環境
食生活
・中華料理の愉しみ方
・フードマーケット
・自分で作る簡単中華
ショッピング
・ショッピングスポット
・コンタクト、眼鏡の購入方法
・中国茶の愉しみ方
・上海のおみやげ
スポーツ・エンターテイメント
・ゴルフプレイ環境
・スポーツ観戦・施設
・自分で楽しめるスポーツ
・エンターテイメント
・上海雑技
旅行
・上海市内観光
・上海から出かける旅
生活の準備
・入国後の必要手続き
・総領事館の業務
・赴任時の諸手続き
・通貨・銀行、クレジットカード
住居、オフィス
・上海の日本人住宅環境
・住居決定の手順
・引越し
・オフィス賃貸事情
・防犯のてびき
ホテル
・ホテルのデリ&ペストリー
交通
・市内交通機関
・郊外への交通機関
・エアポートバス
コミュニケーション
・郵便・電話
・携帯電話の上手な使い方
・コンピューター・インターネット
メディア
・日本語メディア
・中国現地メディア
医療
・緊急対応・病院選択
・日本人がよく利用する医療機関
・中医(中国医学)
・中国の市販薬
美容・マッサージ
・美容院事情
・中国マッサージ
教育
・子女教育事情
・日系の学校紹介
・帰国生受験事情
・語学学校
仕事
・上海の日本関係経済団体
・中国人材マーケット
・中国での採用と管理
・企業向け損害保険
・上海物流事情と業務
ソーシャルライフ
・中国式マナー


|上海ヴォイスTOP|