中国の通貨・銀行 クレジットカード
中国通貨の基礎知識
中国では、人民幣(renminbi)と呼ばれる通貨が使用されています。単位は、書き言葉と話し言葉で異なり、以下の通りとなっています(カッコ内はピンイン)。

価値
1
1/10
1/100
書き言葉
元(yuan)
角(jiao)
分(fen)
話し言葉
ソ・kuai)
毛(mao)
分(fen)
*04年12月10日現在、1元=12.59円

紙幣は、1角、2角、5角、1元、2元、5元、10元、20元、50元、100元があり、硬貨は、1分、2分、5分、1角、5角、1元があります。
 紙幣のデザインは、1949年の中国建国以来第5代目に入っており、1999年6月30日の新100元札発行以来少しずつ第4代目から切り替えが行われています(現在は、第4世代と第5世代の紙幣が共存している状況)。直近では、2002年11月18日に新5元札が導入されました。
 第4世代の紙幣は、たとえば100元札では建国のリーダー(毛沢東、周恩来、劉少奇、朱徳の4名)が並んだ肖像が使用され、50元札は労働者、農民、知識人の肖像、10元札以下は各少数民族の肖像が使われています。
 これに対して、第5世代の紙幣では、裏面は、金額によって異なる建物や景勝地をデザインとして採用されていますが、表面はすべて同一の毛沢東肖像と、異なる花模様を使用し、紙幣の色を変えているのが特徴的です。なお、第5世代では2元札はなくなりました。

両替えの方法

(1)外貨(日本円、USドル等)を人民元へ
 人民元は中国国内(香港含む)でのみ流通しており、中国国外では使用できません。中国に居住する外国人は、中国国内において手持外貨を人民元に交換する必要があります。空港、ホテル、中国地場銀行(地域によっては中国銀行のみしか取り扱っていないところもありますが、上海市内である程度の規模であれば、その他の地場銀行支店でも取り扱っています)、友誼商店等で両替可能です。
 両替に際しては、備え付けの両替証に氏名、パスポート番号、両替金額、居住先等の必要事項を記入し、パスポートおよび外貨を窓口に渡します。
 人民元とともに両替証の控えが戻されます。控え(有効期限6か月以内)は再両替(人民元→外貨)の際に必要になりますので大切に保管してください。

(2)人民元を外貨(日本円、USドル等)へ
 人民元の現金を外貨に交換する際には、左記(1)に際して受け取った両替証の控え(有効期限6か月以内)が必要となります。両替証の金額を超える人民元を外貨に交換できないので注意が必要です。なお、現在中国以外で人民元→外貨の両替が可能な地域は、香港、タイ、マレーシア、シンガポール等、一部地域に限定されています。
(3)外貨現金持込・持出

外貨金額
規定
USD5,000相当以内
当局許可は不要
USD5,000相当〜10,000相当以内
銀行にて「携帯証」を 入手の上、出国可

USD10,000相当超
銀行にて「携帯証」を 入手後、国家外貨管
理局にて許可印を 得た上で出国可
<特記>
・従来、居住者、非居住者区分により区別されていた持出限度額は、「外貨建現金の海外への持出または海外からの持込に関する暫定管理便法」に関する通達【匯発「2003」102号】で統一されました。
・携帯証(外貨持出許可書)は各外貨業務指定銀行の分行(支店)および分行以上の機構で発行を受けることができます。個人の外貨預金口座が分行以下の機構にあり、携帯証が必要な場合は本人の有効なパスポート(認可済の有効な出国入国ビザ付きパスポートあるいは香港・マカオ通行書)を持参の上該当機構所属の分行にて携帯証を申請します。分行が関連証明資料を審査の上携帯証を発行します。
・携帯証を紛失した場合、携帯証発行銀行から証明書類を発行してもらった後、銀行所在地外貨管理局の審査を受け、誤りがなければ、国家外貨管理局が批准書を発行し、外為指定銀行にて再発行手続きを行うことができます。上記以外の理由での再発行は行われません。
・外貨業務指定銀行ないしは国家外貨管理局が発行する携帯証についてはパスポートコピー、ビザ、関連書類を3年間保管する必要があります。
・携帯証は発行日より30日間有効です。
・原則として外貨建て持ち出し現金は10,000米ドルを超えてはならず、次の特殊事情のいずれかに該当する場合、外貨管理局に申請を行うことができると規定されています。
 ・出国人数が比較的多い団体
 ・出国期間・旅程が比較的長い科学視察団
 ・政府幹部の訪問
 ・戦乱地域・外貨規制の厳格な地域・金融
  環境の劣る地域への出国者
 ・その他特殊事情
・「外貨建て手形(T/C、外貨支払手形)等と外貨有価証券は、銀行管理システムに取り入れるため具体的な管理方法は別途定める。税関は上記外貨建て手形等および証券の海外への持出または海外からの持込に対しては規制しないものとする」と規定されています。
(4)人民元現金持ち出し
持出金額
規定
RMB20,000以内

当局許可は不要。
都度税関への
申告が必要
RMB20,000超
持出不可
個人口座の種類と特徴
外資系銀行と中国地場銀行ではサービス対象・内容が異なります。以下では中国地場銀行での一般的な状況についてご紹介します。(詳細については最寄りの中国地場銀行にお問い合わせください)
 個人口座には、「人民元口座」と「外貨口座」の2種類があります。中国地場銀行では、通常口座を1つ開設すれば、人民元と外貨を同時に取り扱うことができます。
(1)人民元口座
・普通預金口座(結算帳戸)
※1人民元から口座開設ができます。  預け入れ、引き出しの際は、利用者は まず引き出し用紙、預け入れ用紙に 記入し窓口に提出します。口座開設 の際に、預金通帳が発行されます。 利用者はいつでも通帳で預け入れ、 引き出しができます。その際、数字6桁 の暗証番号を登録します。
※利用者は、テレフォンバンキング・ATM を通じて、24時間好きな時に預金の 引き出し、振込みが可能です。
※メイン口座機能を備えています。普通 預金口座をメイン口座として、インター ネットとクレジットカード口座、テレフォン バンキング口座、キャッシュカードなど を通じ普通・定期口座およびその他の 口座間での資金移動ができます。
※給与振込み・公共料金の引き落としは 普通預金口座が便利です。
・定期預金口座(定期貯蓄存款)
 預け入れ期間を約定し、1回から数回 で預け入れ、1回から数回に分けて現 金と利息を引き出すことができます。

(2)外貨口座
・預金対象
※乙種外貨預金口座対象
 中国国内外、香港・マカオ・台湾地区 に居住する外国人、外国籍華人、華 僑、香港・マカオ・台湾籍の方が本人の名義で開設できます。
※丙種外貨預金口座対象
 外貨を所有する中国人が開設できます。
・預金口座
※外貨口座
 国外からの送金、携帯による外貨を 預けることが可能です。
※外貨現金口座
 国外から持ち込まれる外貨現金を預 けることができます。
・貨幣種類
※外貨口座に入金可能な通貨
 米ドル、英ポンド、日本円、ユーロ、
 香港ドルなど。
※外貨現金口座に入金可能な通貨  カナダドル、スイスフラン、オーストラリ アドル、ユーロなど。
・普通預金口座
 乙種対象者は100元から、丙種対象 者は20元から口座が開設できます。
・定期預金口座
※預け入れ期間は、1か月、3か月、半年、 1年、2年の5種類があります。乙種対 象者は500元から、丙種対象者は50 元から預け入れ可能。
(3)デビットカードの基本機能   デビットカード発行銀行のATM(自動現金支払機)、CAD(自動現金預入機)を利用して預け入れ、預金の引き出し、残高確認ができ、POSシステムを利用してデパートでの購買やスーパーマーケット、レストランなどでの支払いができます。また「銀聯」マークのある他行のATM、CADを利用することもできます。
 テレフォンバンキング、ネットバンキング(インターネットによる各種公共料金の支払いなど)の利用も可能です。
各種サービス
主として中国地場銀行にて取り扱っています。(詳細について は最寄りの取引銀行にお問い合わせください)
(1)ATM
 中国人民銀行の関連規定により、各銀行の銀行カードは2004年1月1日よりカード上に「銀聯」というマークの表示が義務付けられました。「銀聯」というマークのあるカードであれば、いずれのATMでも現金の引き出し、預け入れ、残高確認などのサービスが受けられます。もし現在使用中のキャッシュカードに「銀聯」マークがない場合、取扱銀行にて「銀聯」マークのあるカードと交換できます。
(2)公共料金の支払い
・銀行、郵便局での支払い
 電話局、水道局、電気会社、ガス会社から発行された支払い伝票を持参し、銀行ないし郵便局に行き、現金を払い込みます。窓口でも納付できますが、銀行によっては公共料金の自動振込機が置いてある場合もあります。
・コンビニエンスストアでの支払い
 一部のコンビニ(「可的」「快客(クイ ック)」「ローソン」など)では公共料金の

支払いを受け付けています。
・公共料金の自動引き落とし業務
 毎月自動的に指定普通預金口座から公共料金を引き落とすサービスです。自動引き落としが可能なものは以下の通りです。
市内通話料金/聯通携帯電話料金
(電話番号が130、131、132で始まる)
/中国電信携帯電話料金(電話番号が136、137、138、139、9で始まる)
/水道料金/電気料金/ガス料金
・電話による公共料金の支払い
 口座開設銀行に電話をかけ、自分の口座番号と引き落としたい公共料金の支払伝票上のコード番号(編号)をプッシュホンで直接入力し支払い手続きができます。その他にインターネット、携帯電話で支払う方法があります。
(情報提供:東京三菱銀行上海支店)
*上記は一般的な事例に基づいて作成しております。 具体的な点についてはお取引銀行にお問い合わ  せ頂きますようお願い申し上げます。    


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